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冒頭の挨拶を行う水野新平会長

 日本ヘアカラー工業会(水野新平会長)は、6月16日(木)、東京・グランドプリンスホテル高輪において、創立50周年記念式典・懇親会を行った。
 冒頭の水野会長の挨拶要旨は以下の通り。
「現在のヘアカラーの主流である酸化染毛剤が登場して約100年。近代的なヘアカラーとして安全性基準や使用法に関して、各社が利害を超えて結束して設立されたのが昭和13年(1938年)の日本染毛剤工業組合。昭和35年(1960年)に日本ヘアカラー工業会の前身である日本ヘアダイ工業会が設立された。途中に染毛剤懇話会と合同協調などを経て、昨年の2010年に設立50年を迎えた。ヘアカラーは、白髪染め主流から、現在は男女を問わずに楽しむものとしてその意味合いが大きく変化し、順調に発展してきた。
 その間、当工業会はヘアカラー剤の表示、申請、基準の整備などを行うと共に、各種の委員会を設置。ヨーロッパ、アメリカ、日本の3極情報交流などをも行い、ヘアカラーの健全な発展と会員企業の繁栄を期して活動してきた。
 ヘアカラーには大きな未来がある。解決すべき課題も多くあるが、その克服に努力していきたい」
 現在、ヘアカラー剤を製造する正会員が34社、原料や容器などを製造する賛助会員が14社。
 厚生労働省医薬審査課などの来賓挨拶に続き、功労者表彰などが行われた。